パリでの生活

今日はパリに駐在していたときのことを書きたいと思います。

結婚して一年半、ちょうど長男を妊娠していた時に夫の
辞令が出ました。

フランスのパリへの駐在です。
元々夫はフランス語を大学で専攻していたのでいつかは
お呼びがかかるとは思っていました。

ただ、妊娠中で海外への駐在は不安があります。
相談の結果、先に夫が単身赴任することになりました。

10月に辞令が出て、とりあえず年内には現地に赴任
というスケジュールです。

いくら単身赴任といっても持っていくものを用意しないと
ならないし下着や靴下、スーツやワイシャツや日常生活の
細々したものを揃えないといけません。

大きなものは船便で送り、手荷物で持っていくものにも
当面の食料品等を用意しました。
初めて海外で暮らすので何を用意していいかもよく
わからないままとりあえず足りないものは後で送ればいい
わけだしということでの見切り発車です。

その頃のパリはデパートでのテロ事件が多発していた時期で、
夫が1人でいくのもいろいろ心配しました。

まだパリまでの直行便もなく、アンカレッジ経由でだいぶ
時間をかけての渡仏でした。

パリに無事に到着し、家が見つかるまでしばらくはホテル
住まいです。
いった頃は真冬だということもあり、寒波もきていて-15度
くらいの気温だったそうです。水道が凍ってしまった家も
あったようですね。

平日はオフィスに出勤し、週末に家探しです。
何件か物件を紹介してもらい、日本人が多く住んでいる
区域で駅から3分というアパルトマンに決定したようです。
その家は石造りのいかにもパリらしい雰囲気の家です。
エレベーターも映画にでてくるような鳥かごのような物です。

家具も何もないので、家具をイケヤに買いに行き、カーテンを
注文しとりあえず住めるようになりました。

あとは私達家族がいくばかりです。

私の出産は7月。飛行機が乗れる月例になったらあとを
追いかけることになっていましたが、出産してみると子育ては
いろいろ大変です。
実家にお世話になっていたので、手があったこともあり、
なかなか渡仏の時期を決めかねていました。

結局渡仏したのは生まれて10ヶ月になる5月でした。
ヨーロッパのくらい冬だとお天気も悪く気が滅入りそうだという
こともあり、花が咲き出し、木々の葉が緑なる5月の選択は
後から考えると本当に正解でした。

パリで子供と3人で暮らしはじめてからは、お天気も毎日よく、
夫のいない平日はよくお散歩にでかけました。
ベビーカーで二駅分くらいはどんどん歩きました。

ただ日本人にはほとんど会わないのです。子供にもお友達を
作りたいし、どうしたものかと考えていたところ、日本人会で
ベビーシッター付きでフランス語を教えてくれる教室がある
とのこと。すぐに申し込みにいきましたよ。

そこで出会ったお友達と仲良くさせていただき、
ママ友もできました。お互いの家に遊びにいったり、
お買い物にいったり楽しかったですね。

またそこからお友達の輪も広がりいまだにお付き合いしている
お友達もいます。
パリでの最初の生活はまずはフランス語を習得することから
始まった感じですね。
本当になつかしいです。
下の子はパリで出産したのですが、その話はまた書きますね~。